2人の子どもがいます。近所にある幼稚園に通わせていました。毎年卒園前のひな祭りの時期に子どもたちの成長を見ることができる発表会があり、園児も先生も衣裳を準備したり、練習をして励んで臨みます。こうも人気の保育園を奈良の大和高田は親や祖父母みんな総出で楽しみにしている行事でした。わたしの娘も「長靴をはいた猫」の劇に参加することになり、着ぐるみの衣裳を作ったり、親も手分けして準備を楽しんでいました。幼稚園の行事は結構親も関わることが多く、煩わしいと感じたこともありますが、子どもの成長を感じることができる貴重な機会なのでわたしは楽しく過ごしていました。先生方も忙しい中で子ども達の指導をしてくださって、例年レベルの高い発表になっていました。わたし自身いつもビデオ撮影に余念なく、子どもたちの成長記録を残していました。どうにも話題の奈良から保育園を探せばところが発表会直前になり主人が手術入院することになり、発表会当日に主人は入院、わたしは主人の代わりに仕事をすることになりました。わが家は家族経営の個人事業主なので主人が入院した場合、妻であるわたしが仕事をするしかありません。泣く泣くひな祭り発表会は欠席することになり、娘の晴れ姿を見ることができませんでした。担任の先生には当日家族が誰も発表会に行けないとの連絡はしてありました。その後、担任の先生から、娘さんの出番の劇のDVDを作りましたのでよろしかったらご覧になってくださいと言ってDVDをいただきました。さっそく家でDVDを鑑賞して、娘の頑張っている姿を見ることができて感動しました。幼稚園の先生方はとても忙しいのに、心遣いがとてもうれしかったです。娘も担任の先生が大好きでとてもなついていたので、本当にいい先生に出会えてよかったです。そんな素敵な先生に教えていただいたこともあり、娘は大学は保育を専攻しました。幼稚園や保育園に実習に行ってみて先生方の苦労を身に染みて感じたようです。実際に教員の立場を経験したことでよその子を預かることの大変さを知り、幼稚園教員の免許や保育士資格は取ったものの、今は別の仕事をしていますが、いつか楽しかった幼稚園時代の思い出を思い出して、保育の仕事や家庭を持った時には自身の子育てに活かせるときが来ることを願っています。いつも笑顔を絶やさず、1人1人のお子さんに親身になってくださっていた先生は親のわたしの記憶にも印象深く残っています。卒業記念発表会のDVDはとてもありがたく、気配りのできる幼稚園に通えたことがとても良かったです。