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2025年7月
  • エアコンで発熱?考えられる原因と対策

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    夏場、エアコンの効いた部屋で過ごしていて、なんだか体調が優れない、しまいには熱が出てしまった、という経験はありませんか。これは「エアコン病(クーラー病)」とも呼ばれる症状の一つで、いくつかの原因が考えられます。まず、最も大きな原因は、急激な温度変化による自律神経の乱れです。暑い屋外と涼しい室内を頻繁に行き来することで、体温調節を司る自律神経が対応しきれなくなり、バランスを崩してしまいます。自律神経が乱れると、免疫力が低下し、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、発熱に繋がることがあります。次に、体の冷えすぎです。エアコンの冷気が直接体に当たり続けたり、設定温度が低すぎたりすると、体が芯から冷えてしまいます。体温が一度下がると免疫力は大幅に低下すると言われており、風邪などの感染症にかかりやすくなります。特に、首筋や足元は冷えやすいため注意が必要です。また、エアコンのフィルターの汚れも無視できません。フィルターにカビやホコリが溜まっていると、エアコンを稼働させるたびにそれらが室内に撒き散らされます。これらを吸い込むことで、アレルギー反応や気管支炎、夏型過敏性肺炎などを引き起こし、発熱や咳といった症状が現れることがあります。対策としては、まずエアコンの設定温度を適切に保つことが重要です。外気温との差を五度以内にするのが理想とされていますが、難しい場合は二十八度程度を目安にしましょう。冷気が直接体に当たらないように、風向きを調整したり、扇風機を併用して空気を循環させたりするのも効果的です。薄手のカーディガンやひざ掛けなどで、冷えやすい部分を保護するのも良いでしょう。そして、定期的なエアコンのフィルター清掃は欠かせません。二週間に一度程度を目安に清掃し、清潔な状態を保ちましょう。室内の換気もこまめに行い、空気を入れ替えることも大切です。これらの対策を講じることで、エアコンによる体調不良や発熱のリスクを軽減することができます。