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突発性発疹と他の発疹性疾患の見分け方
乳幼児期には様々な発疹性の病気があり、「突発性発疹 うつる」というキーワードで検索する親御さんは、他の病気との区別にも関心があるかもしれません。私の子どもも、発疹が出た際、それが突発性発疹なのか、それとも他の病気なのか、非常に心配しました。経験上、突発性発疹と他の発疹性疾患を見分けるポイントを知っておくことは、親として非常に役立つと感じています。突発性発疹の最大の特徴は、3日程度の高熱が突然出て、熱が下がった後に全身に赤い発疹が現れるという経過をたどる点です。発疹はかゆみがなく、数日で自然に消えていきます。また、発熱中に咳や鼻水などの他の風邪症状がほとんど見られないのも特徴です。これに対し、他の主な発疹性疾患では、異なる症状の組み合わせが見られます。例えば、麻疹(はしか)は高熱と同時に咳、鼻水、目の充血などの症状が強く現れ、その後発疹が出ます。発疹は顔から始まり全身に広がり、色も濃く、合併症のリスクも高いため、突発性発疹とは大きく異なります。水痘(水ぼうそう)は、かゆみの強い水ぶくれのような発疹が特徴で、発熱と同時に出現することが多いです。手足口病は、手のひら、足の裏、口の中に水疱や発疹が現れ、発熱を伴うこともありますが、発疹の部位と形が異なります。風疹は、発熱と同時に顔から始まる赤い発疹が現れ、耳の後ろのリンパ節が腫れることもあります。これらの病気は、それぞれ感染力や経過、治療法が異なるため、正確な診断が重要です。私の場合は、子どもの症状を注意深く観察し、発熱から発疹が出るまでの経過を記録しておきました。そして、小児科医にその情報を提供することで、正確な診断に役立ててもらうことができました。自己判断せずに、発熱や発疹が見られた場合は、速やかに小児科を受診し、医師の診断を仰ぐことが最も大切です。医師は症状の経過や診察所見から、適切な診断を下し、必要なアドバイスをしてくれます。