目の周りに湿疹が出たとき、真っ先に疑うべきなのはアレルギーである。花粉、ハウスダスト、化粧品の成分など、アレルギーを引き起こす物質は身の回りにあふれている。しかし、アレルギー検査を受けても異常がない場合、あるいは特定の環境にいるときだけではなく、慢性的に荒れている場合は、ストレスによる影響を強く疑う必要がある。この2つを見極めることは、対処法を決定する上で非常に重要である。アレルギーの場合は、原因物質を取り除くことで速やかに症状が改善するが、ストレスが原因の場合は、生活環境そのものや、心の持ちようを変えない限り、症状はいたちごっこのように繰り返される。見極めの一つのポイントとして、症状が出るタイミングと精神的な負荷が相関しているかどうかを記録することをお勧めする。仕事が忙しい時期や、重要なプロジェクトを抱えている時期に悪化し、休日には少し落ち着くといった傾向があれば、それは心身のストレスが原因である可能性が高い。また、湿疹が痒みだけでなく、ピリピリとした痛みを伴う場合も、ストレスによる皮膚の知覚過敏が関与していることが多い。アレルギーであれば、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬で症状が劇的に改善することが多いが、ストレス性の場合は、これらの薬が効きにくいか、あるいは一時的な緩和に留まることが多い。この場合は、皮膚科だけでなく、内科や心療内科での相談も選択肢に入れてほしい。自分だけで悩んで原因を推測し続けることは、精神的な負荷を増大させるだけである。皮膚科医にアレルギー検査を依頼し、物理的な可能性を一つずつ潰していくことも、心の平穏を取り戻すためには有効なプロセスである。原因が分かれば、それに対する適切な対策を講じることができる。分からないという不安が、一番のストレス源になるのだから、まずは医学的な検査で自分の状態を明確にすること。その上で、もし原因が不明確でストレスの関与が疑われるのであれば、生活環境を見直すという次のフェーズに進めばよい。自分自身の身体の状態を科学的に理解することで、迷いは消え、前向きな対策が見えてくる。
ストレスによる荒れかアレルギーかを見極める道